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Nomad. 管理人の愛と叫びと更新記録
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本編 20話 の感想です。

完全にネタバレしていますので、まだ見ていらっしゃらない方はご注意ください。





アバン。

キュウシュウブロックのフクオカ基地、澤崎氏による独立国家宣言から始まります。
黒の騎士団はそのニュースをトレーラーで見てる。キョウトも知らなかったらしい、とディーさんが報告。


Aパート。

アヴァロンが飛んでます。
特派はいるけど、シュナ様はトウキョウ。
ランシィの翼(後でフロートユニットという名だとわかる)が初お目見え。
スーは、それが作戦なら従う、とセシルさんに言ったらしい。
ここでちょっとシュナ様とスーの考察。

時間軸がずれますが、ようするに作戦とはランスロット単機でのフクオカ基地襲撃ってことですよね。
最後のほうで澤崎氏が“キュウシュウ最大の要害(砦のこと)”と呼んだその基地に、コーネリア率いる本隊の攻撃をたやすくするために単機で攻撃しろ、と。
この作戦の発案者はシュナ様です。ギルフィ(コニーの騎士)がそう言ってた。
…やっぱシュナ様、さすがに第二皇子だけあっていい性格してる。
前回の感想でも書きましたが、この人って自分の定めた優先順位のリスト以外どうなってもかまわない人なんですね。
じゃなきゃ普通、単機での基地攻撃なんて命令しませんよ。いくらランシィといえど、これはある意味特攻と一緒なんだから。
しかもその基地はキュウシュウ最大。多勢に無勢もほどがある。
ほんと、優しそうに見えてこれだから余計タチが悪い。
いや、確かに優しい人ではあるんでしょう。あの優しさは意図的に造られてるものじゃない。
ただ、そうやってリストで下位にあるものを切り捨てることに、罪悪感とかを感じていない。っていうか感情を抱かない。切り捨てるべきだから切り捨てるだけ。ただそれだけのこと。
ルーはシュナ様のこの性格をたぶん知ってる。
単機での撹乱だ、とシーちゃんに言った後、「この策、シュナイゼルか」って無意識にか左目を押さえながらいらだち混じりに言ってるから。
…シュナ様のこの性格には、いっそ寒気がします。そして同属嫌悪だとわかってるので嫌気もさします。

そしてその命令にあっさり従うスーの死にたがり(というかルールに固執するところ)は変わってませんね、ギアスの後だけど。
それが作戦なら、従う。軍によって示された作戦、すなわち命令なら、従う。
生きろというギアスは、スーの本質までは変えなかったようです。

スーはぼんやりと例の懐中時計を見つめながら、ユフィに騎士章(証?)を返した時の事を思う。
「自分は父を殺したんです。なのに、罰せられることもなく、のうのうと生きている。そしてまた、こうして守られて!殉職者やイレブンの人を横目に、一人だけ!そんな自分に、こんな資格は…」
自分を許せない、というスー。

この台詞を聞いて、xxxHolicの侑子さんを思い出しました。ジャンル違いで申し訳ないけど。
人を殺すと言うことは、つぶれちゃうくらいに重い、という、彼女の台詞。
しかもスーは、その罪を周りに隠されてしまった。償う機会を奪われてしまった。
だから、そのつぶれちゃうくらいの重みをどこにも下ろせないままでいるんです。
死にたいというよりは、その重みをどこかに下ろしたくてしょうがない。死は、その方法の一つで、でもそれはあくまで与えられたものでなくてはいけない。自ら死ぬのは、罪から、背負った重みから逃げるということだから。
けして声にはださないけど、七年前からずっと、全身で『助けて』って叫んでるんです。『誰か俺を罰して、この重みを下ろさせて』って。なんて悲痛な叫びなんだろう。



暴風雨で思うように作戦が進まず、いらだつコニー。
いろいろと指示を飛ばすシュナ様。宰相らしい、ユフィによると。
これはどう考えても本国の宰相という意味だと思われるので、やっぱり皇帝の座に一番近いのはこの人なんでしょうね。
副総督にはなにもさせるな、とコニーが命令を出したらしい。
ダールトンはここで何気にスーを認めてます的な発言を。おっちゃんあんたいい人だー。
シュナ様の「わかってあげなよ、ユフィ」という台詞が、いかにも聞き分けの無い子供に対する声。ほんと容赦ないなこの人。


「間に亡命政権を挟んでいるだけで、これは中華連邦との戦争だって」
リーヴィってやっぱり目端が利くんだよね。大人びてるというか、世界を知ってるというか。伊達にバーでバイトしてたり賭けチェスの橋渡ししてたりしてないってわけだね。
そう言うリーヴィを見つめるミレイさんは憂い顔。
ミレイも深いよね。モラトリアム発言とかでもその片鱗が在ったけど、今の平和で楽しい日々は長く続かないって一番よくわかってるんだろうな。
だからあえて話を文化祭のほうにそらす。続けられる間は、モラトリアムを守れるように。まるで、箱庭の番人のように。
で、ニーナの欲しいものってウランだよね…ロイドさーん、学生にそんなアブナイもん渡してどうするんだろ…個人的にロイド先生呼ばわりがちょっとツボだったけど。
ルーが変わってしまったと嘆くリーヴィ。
やっぱりシャーリーはルー=ゼロって気づいてたんですね…あの手紙、おそろしや…
認識が『ナナちゃんのお兄さん』なのがマジで切ない。


「どうして騎士を辞めようと思ったの?」
そうセシルさんに聞かれたときのスーの顔が、何かを諦めてるような顔で。悲しいとかじゃなくて、自分だからしょうがない、みたいな。どんだけ切ないのよこの子。
自分を認めてくれた人が、彼女自身を嫌ってしまわないように。ある意味ひとりよがりではあるけどね。基準が自分。自分が自分を嫌いだから、自分が自分を信じられないから、自分の存在が人を傷つけると思って自分から距離を取る。
まあ人間基本的に基準は『自分』なんだけど。


ユフィはそのとき、クロヴィスの肖像画の前でいろいろと悩み中。
クロヴィスを殺したのが、ルーだということ。自分がお飾りであること。
自分が何をできるのか全然わからなくて、すっかり見失っちゃってる。


澤崎とは合流しない、と言い切るゼロ仮面。
確かに、中華連邦の傀儡である以上、ゼロが言ったとおりで主君が変わるだけになっちゃうんですよね。
「トウキョウに独立国を造る」
…いきなりこんなこと言われたら驚きたくもなりますわ。ごしゅーしょーさまです、騎士団の方々。ディーさんはマジで嬉しそうだけどね。
「甘えるな!自らが動かない限り、そんないつかは絶対に来ない!」
ごもっとも。自分から行動しなければなにも変わらない。


ストーカーよろしくユフィの後をおっかけて警備員に捕まるニーナ。あんたは勇者。っていうか恋は盲目。
ユフィが優しくてよかったねー。友人です、って言ってもらって助けてもらえて。

アヴァロンはフクオカ基地に単艦で向かう。シールドのおかげで、ミサイル撃たれても平気。
「ランスロットで実証済みだからねぇー」っていうロイドが 変 態 。あんたどんだけマッドサイエンティストよ。白鳥さん最高。
「ランスロット、発艦!」っていうセシルさんがかっこよくて好き。
輸送ではなく単機飛行だ、とキュウシュウ側を驚かせたところで、A終了。

…相変わらず書きすぎだ…


Bパート。

飛行しつつ戦うランシィ、 か っ こ い い ん だ け ど !!!
っていうか空中であの操作性は反則でしょ!?スー、あんたどんだけ超人よ!?(笑
オープンチャンネルで澤崎氏からの通信が入る。
「こんな子供がいたのか」ってことは、仕事と私生活を分けてる人だったのかな、玄武って。


ユフィとニーナ、歓談中。
自分が自分を嫌いでも、誰かは自分を必要としている。そのことに、ユフィが気づく。
「なんかわかっちゃった!」というユフィが年相応で可愛い。


澤崎の言葉に反論しようとした瞬間、後ろから撃たれてヴァリスを失うスー。
フロートシステムまで被弾し、エナジーフィラーは底を突こうとしている、まさに絶体絶命。
テンパるロイドが珍しくて面白い。
投降しろ、もと首相の息子として丁重に扱う、と言われて「お断りします。ここで父の名を使ったら、もう自分を許すことが出来ない」と返すスー。
そこでいきなりユフィからの通信が入る。
「あの、今は…」って言いたくなる気持ちはよーくわかるよスー。戦闘中、しかも特攻中で絶体絶命のさなかに通信入れるなって。

「わたくしを好きになりなさい!」

「はい!…ぇ?」

大 爆 笑 。
某大型掲示板で数日前に出てたけど、まさかマジバレだとは思わなかった…!
条件反射で答えちゃうスーがいい。
そしてなによりよかったのが、それを聞いちゃったセシルさんとランスロットの状態にテンパってる通信を聞いていないロイドのやりとり。
「えぇ?」
「何、今度は何!?」
「いえ、…プライベート、でした…」
もう、これ以上僕のランスロット壊さないでよっていうオーラが出まくりな言動のロイドと、若者二人のやり取りっていうか姫君の爆弾発言に呆然としちゃってるセシルさん。
特派好きだー。
「その代わり、わたくしがあなたを大好きになります!(中略) だから自分を嫌わないで!」
なんて純粋な。純粋だからこそ、いっそ暴力的なほどにすさまじい力を持った言葉。ストレートに、全ての枷を引きちぎるような。
「あなたってひとは、いつもいきなりです」そういった瞬間のスーの顔が、すごい優しい。なんか憑き物落ちたみたいな顔。戦闘中なのに、ふっと気の抜けた感じ。作画のひとってすごい。
扉を、開ける。ユフィ、あんな強情なやつの扉、よく開けられたね。

スーにとってルーとは、よくも悪くも近すぎる存在なのかもしれない。
否定されたらそれは最後通告に等しい。
だから、ルーの前でマオに父殺しを口に出された時は慌てて取り繕おうとした。
それでも、結局求めてしまうのはもっと遠いところからの肯定で。
例えば、家族が自分を愛してくれるのはあたりまえで、だから家族が自分を嫌ったらもうそれは本当に最後で、でも欲しいのは友情とか恋愛、っていう感覚。
…感覚で書いてます。言いたかったのは、その気持ちわかるなあ、ということ。

ここでさらっとユフィに遺言(さいごのお願いっていうんだから、最後だろうが最期だろうが、どっちにしろ遺言よねこれ)を言うスー。あーもうなんなのよこの子。
「最期まで独りよがりだったな、僕は」
ふっと笑って、それから言うこの台詞。ほんとうに、なんなんだろう、この子は。いや、視聴者としての私はたぶんここでスーは死なないとわかっているからいいんですよ。ただ、うちの海天藍ヒロインのことを考えると本気で泣きそうになる。遺言を、聞かされるんですよ。生きてる人間から。大事な、だいじなヒトから。…まあこの辺は海天藍が進んだときに書けるように頑張ります。
ユフィの「生きていて」という声に合わせて、スーの目には明滅する赤い光りが。ギアス、まだ効いてます。


で、ガウェインがランシィ助けたよ…!
シ ー ち ゃ ん が 操 縦 し て る ! パイスーかわいい!
ハドロン砲が完成されている様子に、ロイドが 壊 れ た (爆笑)
白鳥さーん、あなたがロイドでほんとよかったですよー。グッジョブー。
おもちゃ取られた子供みたいな反応ですよね、これ。
ラクシャータはロイドをプリン伯爵呼ばわり。もしかしてロイドの好物ってプリンなんですか。
「思わぬ共同作業ね。あぁ、きもちわるぃ」
さらっと言う彼女に愛。特派組とラクシャータの学生時代、ドラマCDに入るなら絶対買うんだけど。


降り立ったガウェインが、ランシィの前に膝を付く。それでちょうど同じ高さくらい。
すっと差し出されたのは、エナジーフィラー。
このアニメは私を泣かせるためにあるんですか。まったくもう。
実際に目を合わせてはいないけど、ここの演出でルーとスーがにらみ合ってるように見えるのが、すごい。
で。でね。
ふっ、って笑ったスーの顔に叫びました。
これまで一度もあんな表情したことないよあの子。
不敵である意味傲慢、そして凶暴な、捕食者の微笑み。
しかも被捕食者に向ける顔じゃないんです。自分と同等の力を持つものに向ける…そう、信頼さえ、見えるその顔。
…っていうのはあくまで管理人の印象ですが。
「残念だけどゼロ、お前の願いはかなわない」
MVSをしまう、その一連の動作がかっこいい。そして右手を伸ばしたその先に、差し出されたエナジーフィラー。
「自分が先に叩かせてもらうよ」

元々メルマガでは、『君の願いはかなわない』でした。ここが『お前』に変わったのって、結構大きな意味があると思うんだけど。
だって、直接対話の時にスーがゼロに対してお前って使ったこと、なかったよね?
スー、一皮むけたって感じなのかな。

エナジーフィラーが装填されて電源が戻りゆくコックピット内で、伏せられた顔を上げるスー。そこにある、決意の瞳。
オープニングで使われてたシーンが綺麗にはまってた。
BGMがまたよいのですよ。
「共同作戦かぁ。ガウェインと」
「ランスロットの」
ラクシャータとロイドが想う。
「スザクと、ルルーシュが」
ユフィが、想う。

共に、闘うふたりを。

最後、澤崎を追い詰めたときに同じアングルで映る二人の顔を見て、泣きそうだった。
これまでずっと、向かい合わせにしかなったことのなかった二人が、同じサイドに映って。
これからのことを考えたら、本気で胸が苦しくなった。


テレビ局に顔を出すディーさんとか、皇帝と話すシュナ様とか、いろいろあって。


花の咲く場所(多分総督府の屋上庭園)で向かい合う騎士姫。
「私を、手伝ってくれますか?」
「イエス、ユアハイネス」



次回予告。

学園祭宣言。ピコピコハンマー当てられてるルーがかわいー。
んで、ヴィレッタ、あんたどこのお嬢だ?!(笑




終、了…!
書き過ぎだって…
今週は短くて済むかと思ってたんですが、意外と考察が長めになってしまいました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。




最後に。
雑誌バレなので反転。

祝・ギアス続編決定!!!

でもほんとに23話で一応収拾つくの?!
24・25話は放送いつ?!
うわー頼むからせめて四月中で!

…っていうか、23話で一応収拾つけるって事は、 あ と 三 話 ?! ありえない!私の心臓が持たない!!!
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